その他各種検査
その他各種検査
骨塩定量検査は骨の中のカルシウムやミネラル類の密度をX線で測定するものです。 骨粗鬆症の診断・骨の強度、骨密度の推移を調べることができます。 当院では、腰椎と大腿骨二か所で測定し、より正確な値が出せます。X線台に仰向けに寝て行う検査で、痛みもなく、被ばく量もレントゲン検査に比べて非常に少ない検査です。定期的に受けていただくことで、過去の測定値との比較もできます。
この検査の際には、上下共に検査着に着替えていただき、コルセット着用の場合も外して行います。
骨粗鬆症は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下する更年期以降に特に多くみられます。エストロゲンには、骨の新陳代謝に際して骨吸収を緩やかにし、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあります。 閉経期にエストロゲンの分泌量が減少すると、骨吸収のスピードが速まるため、骨形成が追いつかず、骨がもろくなってしまうのです。そのため、閉経を迎える50歳前後から骨量は急激に減少し始めます。食生活や運動などの生活習慣を見直すことにより、予防と改善が可能です。
*乳がん術後の方は、治療のために女性ホルモンを抑制する治療を受けられていることが多く、これによる骨密度の低下がすすむため、定期的な検査を行い、骨密度の低下があれば骨粗鬆症のガイドラインに沿った投薬治療が必要となります。
適宜炎症反応や貧血、肝機能や腎機能検査を行い体内で起こっている状態を調べます。
*乳がん術後の方の定期検査では、腫瘍マーカーなども測定し、異常があれば連携病院または、ご希望の病院にご報告・ご紹介します。
主に、乳がん術後の方の定期検査で、明らかな肺転移・骨転移などの異常陰影がないかを調べます。その他、咳が止まらない、息苦しいなどの症状がある方に、肺炎や胸水貯留の有無の確認も行うことができます。