マンモグラフィ・超音波検査
マンモグラフィ・超音波検査
乳房専用のX線検査です。乳房をアクリル板で挟んで圧迫し、薄く延ばして撮影します。 白くうつる乳腺と、黒っぽく透けてうつる脂肪の重なった陰影の中にある病変の有無、位置や広がりを調べます。視触診でわからない小さな病変(1cmに満たないしこりやひきつれ)や、超音波検査では発見しにくい石灰化病変(乳管内にできるミクロン単位の微細なカルシウムの沈着で、分泌液の成分の析出や乳がん細胞の壊死によってできるもの)を見つけることができ、乳がんの早期発見につながります。ただし、マンモグラフィでは、病変は白くうつるため、乳腺密度が高くて白くうつる乳腺の割合が多い乳房(高濃度乳房)では、見つけにくい場合があります。 マンモグラフィ検査は、乳房を挟まれる痛みが苦手な方も多い検査ですが、薄く延ばすことで被ばく量も減り、病変が描出されやすくなります。最新の機械では痛みに配慮した設計にもなっており、当院では女性技師が撮影を行いますので、力まず安心して身を任せてください。 圧迫時間は、3Dマンモグラフィ検査と合わせても1回につき10数秒程度です。
20代の方の乳房は、高濃度で病変がわかりにくいこと、組織の放射線の吸収率が高く、マンモグラフィ検査を受けるデメリット>メリットとなるため、原則行いません。ただし、若年性乳がんの方もおられるため、診断目的として診察を行ってから必要時に追加することはあります。
超音波を出す探触子(プローブ)を乳房の表面にあてて、超音波の跳ね返りを画像に変換して観察します。乳房の断面が画面に示され、探触子を動かしながら、白く帯状にうつる乳腺内の病変(黒っぽくみえる)の有無、その性状や大きさ、複数ある場合はその連続性、腋の下などのリンパ節の異常の有無を調べる検査です。
マンモグラフィで高濃度乳房と判断された乳房でも、超音波検査では、白い乳腺内にうつる黒い病変を探すことになるので、特に腫瘤(しこり)を作るタイプの病変は超音波検査の方が乳がんの発見に役立つ場合があります。また、放射線による被ばくがないため、妊娠中や授乳中でも検査は可能です。
マンモグラフィ検査 | 超音波検査 | |
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検査方法 | 乳房を圧迫してX線で撮影します。 | 乳房の表面に超音波の出る探触子を当て、音の跳ね返りを画面に映し出します。乳房の断面を観察します。 |
メリット |
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デメリット |
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自覚症状(気になる症状)のない、定期検査を含めた乳がん検診は自費診療となります。
検査の中で疾患が見つかった場合は、保険診療に切り替えることが可能です。
3Dマンモグラフィあり | 3Dマンモグラフィなし | |
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マンモグラフィ+超音波 | 準備中 | 準備中 |
マンモグラフィのみ | 準備中 | 準備中 |
超音波のみ | 準備中 |
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3Dマンモグラフィあり | 3Dマンモグラフィなし | |
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マンモグラフィ+超音波 | 準備中 | 準備中 |
マンモグラフィ | 準備中 | 準備中 |
超音波のみ | 準備中 |
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